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Particle.

Part of the art of my article sparkles in particle.

日本が好き。だからこそ、今の日本が嫌いげ。

海外渡航歴、や海外在住歴、は、人並み、より、なくはない、くらいの中途半端な私ですが、


日本が大好きです。


どこへ行って帰ってきても、
ああまた今回も日本を好きになるための旅行だった。
と、帰りの飛行機で思います。


楽しめないわけではないのです。
現地はめちゃくちゃ楽しくて、
おかしなテンションでアクティブになりまくり、
現地の人の優しさに触れる折感動するのですが、でも、
帰りの飛行機は。
なんとも満たされた、日本を誇りに思う満足感に、ひたります。




昨今増えた、海外の文化や生活を紹介するテレビを見ても、
たしかにいいな、うらやましいなと、思うことはなきにしもあらずですが、
だからといって、ああ移住したい。とはならないのであります。




なぜか?

それはとても簡単で、
慣れ親しんだ半径5mの感覚ほどいとおしいものはないからです。


お母さんの味噌汁、
大事な人の仏壇のお線香の匂い、
友達と酔いつぶれる居酒屋のさつま揚げ、
外国のより明らかにまあるいフォルムのうちの猫のふわふわの毛、
大好きなみんなの、笑ったときの、黒い目、黒い睫毛。


それらを、どこかの国の、うらやましい異なる文化や、制度や、習慣が、
たかが何週間や数年で凌駕することなど、私にとっては、ないからです。




だけど、そんな日本を、嫌いになりそうなときもあります。

お母さんが安心して老いることが出来ない未来、
亡くなった人を十分に弔う時間を許さない「お金」「世間体」マター、
子持ちは何かをあきらめろみたいなこと平気で言えちゃう女子
野良猫が人間の前の練習みたいにいとも簡単に殺される事件、
大好きな人たちを、悲しませるような、社会や、制度。




そういうのを目の当たりにすると
半径5mを幸せにできてないかもしれない自分に焦るし、
同じように焦ってる人はきっとこの国にたくさんいるはずだと思うのに、
なぜ、
投票率が低かったり、そんな状態で、
政治は全然思う方向に向かってくれなかったり、
ニュースを見る度落胆したりしなきゃいけないのか、



そう思えて私はとにかく、
寂しいです。




半径5mのみんなが大好きだから、
私は、日本を憎んだりはしたくない。
だけど、今の日本は、嫌いげです。